基本情報

グァバは南国の果物として知られており、その独特な香りと風味だけでなく、健康面での多くの効果・効能が注目されています。
特に果実だけでなく葉や種にも栄養成分が豊富に含まれており、さまざまな健康促進効果が期待できます。

グァバの歴史

グアバは原産地の熱帯アメリカの先住民族に紀元前から食されています。 16~17世紀に東南アジアに伝わり、その後ハワイや地中海地方に伝わりました。 日本では大正初期から栽培していますが生産量があまり多くなく、現在では沖縄などで栽培しています。

グァバの効果

まず、グァバの最も代表的な栄養素の一つがビタミンCです。
レモンよりも多くのビタミンCを含んでおり、100gあたり200〜300mg以上も含まれることがあります。
ビタミンCは免疫力を高め、風邪予防や疲労回復、美肌効果に役立つとされています。
また、抗酸化作用が強いため、老化や動脈硬化の原因となる活性酸素を除去し、細胞の健康を守る働きもあります。

次に、グァバには食物繊維が豊富で、特にペクチンという水溶性食物繊維を多く含んでいます。これにより腸内環境を整え、便秘の改善や腸内の有害物質の排出を促します。
また、食物繊維は食後の血糖値の急上昇を抑える働きもあるため、糖尿病予防にも効果が期待されています。

さらに、グァバにはポリフェノールカロテノイドといった抗酸化物質も含まれており、これらは生活習慣病の予防に寄与します。
例えばポリフェノールには、血管をしなやかに保ち、血圧の安定に関与する作用があるとされており、動脈硬化や高血圧のリスクを下げることが可能です。

グァバ葉にはタンニンやフラボノイドといった成分が含まれており、これらは血糖値の上昇を抑える作用があるとされ、特に糖尿病予防やダイエット目的での利用が進んでいます。
また、グァバはカリウムも多く含むため、体内の余分なナトリウム(塩分)を排出し、血圧の調整に役立ちます。高血圧の予防だけでなく、むくみの改善にもつながります。