骨を強くするミネラルの宝庫。
多年生草本でつくしが枯れた後にスギナは芽を出します。
シダ植物の一種で花や種を作らず、胞子で増え、地下茎は
駆除しにくく別名「地獄草」という名前がつけられるほど
の強い生命力をもっています。その強い生命力に備わる成分も
多量で牛乳の8.8倍のカルシウムが含まれています。
また骨の健康に重要なケイ素、マグネシウム等のミネラルが豊富です。
骨粗しょう症予防に
カルシウムは体内にもっとも多く含まれるミネラルで、
体重の約1~2%を占めていますが、便や尿と一緒に
排泄されるため不足がちです。
スギナにはカルシウムが牛乳の8.8倍含まれていますが
、吸収されやすいペクチン酸カルシウム(ゲル状になるカルシウム)
なので、同時に吸収できる成分リン・マグネシウムやケイ素の
働きによりさらに吸収力が高められ、骨を丈夫にし、
骨粗しょう症を予防する効果が期待されます。
アンチエイジング
血液循環と利尿効果があり、お肌の調子(ハリ・潤い)
がよくなり、老化によるシワ・たるみの予防に役立ちます。
ミネラルとカルシウムを同時に含むため歯のエナメル質や
爪の強度を保ち、白髪防止の効果も期待されています。
悪玉コレステロール抑制
サポニンのエキセトニンと葉緑素を含み、
人間のヘモグロビン構造体と似ている事から造血作用が
あります。強い抗酸化作用により、がんの発症抑制、
悪玉コレステロールの吸収抑制効果が見込まれています。
自律神経を整える
カルシウムは交感神経が過剰になるのを抑え、
イライラや不安、緊張などを解きほぐす効果があります。
スギナ茶の豊富なカルシウムが、自律神経の交感神経の
乱れを整えてくれる効果が期待できます。
かゆみ・かぶれの改善
スギナ茶のタンニンと葉緑素の抗菌・抗炎症作用との
相乗効果で皮膚のかゆみを抑えます。スギナ茶を濃く
煮出した抽出液を皮膚に塗ったり入れたお風呂に浸かると、
ウルシかぶれによるかゆみを改善する効果も期待できます。
肝臓の働きを助ける
スギナ茶にはナトリウムがあまり含まれていません。
また利尿効果により体の老廃物や有害物質が尿と
一緒に排出されるので、解毒を受け持つ肝臓の
働きを助ける効果も期待できます。
糖尿病の予防
ケイ素には、新陳代謝を高め、血中の酸素を補給し、血液を浄化する作用があります。
葉緑素が血糖値を下げ、ケイ素が濁った血液を浄化するので、糖尿病を予防するといわれています。
骨粗しょう症予防に!
カルシウム」と同時に摂れる「ケイ素」
がカルシウムの吸収を促進する
加齢とともに食物から摂るカルシウムが腸から
吸収されにくくなってくると、必要なカルシウムは
骨から溶け出したものが使われ、最終的に骨がスカスカ
になっていくのが骨粗しょう症です。
カルシウムを摂取しただけでは予防にはならないため、
摂ったカルシウムを骨にくっつける接着剤のような成分
「ケイ素」が重要な役割となります。
ケイ素は体内で骨や軟骨の発育に関わるほか、コラーゲンや
エラスチンなどの結合組織を強化する働きがあります。
スギナ茶には豊富なカルシウムとケイ素を同時に
摂取できるため骨粗しょう症予防に効果が期待されています。