
基本情報
沖縄本島北部での栽培が盛んで、爽やかな香りと酸味が特徴のミカン科の柑橘類「シークヮーサー」。和名では「ヒラミレモン」と呼び、沖縄の方言で「シー(酸っぱい)」、「クヮーサー(食べさせる)」を意味しています。
シークァーサーの歴史
沖縄では在来柑橘として古くから人々に親しまれている果物で、昔は芭蕉布の染み抜きや、繊維を柔らかくする材料としても使われていました。
シークァサーの効果
沖縄のまぶしい太陽を浴びて育ったシークヮーサーには、ビタミンC、ビタミンB1・B2、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの栄養素がたっぷり含まれています。特に機能性成分のフラボノイド(ポリフェノール)の一種である「ノビレチン」の100gあたりの含有量は温州ミカンの10倍以上と他の柑橘類に比べ一段と多く、脂肪燃焼、肝機能強化、排尿改善、認知機能の改善などの効果もあるとされています。
近年では「ノビレチン」と同じ機能性成分として含まれる「タンゲレチン」にも抗酸化作用、抗炎症作用、抗がん作用、抗腫瘍形成作用、コレステロール抑制作用などが期待できるという研究成果も発表されました。
また、ビタミンやミネラルも豊富で、中でも「ノビレチン」という成分には、血糖値の上昇や高血圧の抑制などの効果があることから、近年ではその健康効果に注目が集まっています。