れもん
レモンの栄養
*ビタミンC
レモンに含まれる、最も代表的な栄養成分。
レモンには他の食材、かんきつ類と比べても多い100gあたり100㎎ものビタミンCが含まれています。
ビタミンCに期待できる健康・美容への効果は、
- 病原菌を攻撃して感染症から守り、免疫力を維持する
- ストレスや光、お酒、タバコ、有酸素運動による細胞へのダメージを軽減する
- コラーゲンの生成を助け、皮膚や粘膜を正常な状態に保つ
- 肌のシミ、シワを予防・改善し、若々しくきれいな状態にしていく
- 鉄の吸収を促進し、加齢による細胞の劣化・老化を抑制する
- 細胞の劣化・老化を抑制する作用により、生活習慣病予防効果も見込める
*クエン酸
レモンの酸味の源。ミネラル類の吸収を補助する「キレート作用」を持つ栄養成分です。
レモン果汁から摂取でき、体に以下の効果をもたらしてくれます。
- 一緒に摂取したミネラル類の吸収を促進し、体調を整える
- 乳酸の生産を抑制し、分解と代謝を促進して疲労回復を助ける
- 肝臓細胞の再生を促し、肝臓での有害物質の分解と排出を助ける
*ポリフェノール
別名「ビタミンP」とも呼ばれる成分。
レモンに含まれているのは、このうちエリオシトリンやルチン、ヘスペリジンなど。
細胞の老化・劣化を抑制する作用があるため、以下の健康効果が期待できます。
- ビタミンCの働きを助け、コラーゲン生成を促進して毛細血管を柔軟にする
- 脂肪の吸収を抑え、体内でのエネルギーへの変換と代謝、体外への排出を促進する
- 血中でのコレステロール値上昇を抑え、高血圧や動脈硬化発症を予防する
- 肥満、冷え性や生活習慣病など、加齢や血流悪化からくる諸症状を改善する
*リモネン
特にレモンの皮に多く含まれる香り成分。
自律神経に作用し、以下の効果をもたらします。
- 心身をリラックスさせ、不安やストレスを軽減させる
- 体内時計を調整し、心身を程よい覚醒状態にもっていく
*カリウム
ミネラル類の一種。細胞内の液体に存在し、ナトリウムとともに神経や筋肉、
心臓機能を調整する役割を担う体に欠かせない成分です。
しっかり摂取しなければ、体から余分な水分・塩分が排出されないことによる
むくみや脱力感、食欲不振、筋力低下などの不調が出てきます。