1みかんの栄養
秋から冬にかけて収穫されるみかん。みかんを1日3個食べると病気知らず、なんて言われていますが、
みかんには風邪予防や美肌効果、動脈硬化の予防など様々な効果が期待できるすごい食材です。

2 みかんに含まれるビタミンCの効能
①免疫力を高め風邪予
みかんに入っているビタミンCには免疫力を高め細菌やウイルスなどの抵抗力
をつける働きがあり、風邪などの病気予防の効果が期待できます。

②動脈硬化や脳梗塞などの予防
ビタミンCには、心筋梗塞や狭心症・脳梗塞などの動脈硬化を誘発させる悪玉コレステロールを
抑制する働きがあります。

③美肌効果
ビタミンCには、シミ・そばかすのもととなるメラニン色素の原因‟チロシン”を生成する酵素である
‟チロシナーゼ“を抑える働きがあり、メラニン色素の沈着を防ぐことが期待されます。
また、ビタミンCは肌にハリや弾力をもたせる働きがあるコラーゲンの生成に必要な栄養素になります。
コラーゲンは肌の張りや弾力をもたせる働きがあるほかに、関節や骨、爪、血管など体の各部を構成する
重要な栄養素です。
ビタミンCを一緒にとって肌や骨、関節、血管などの健康維持に役立だせましょう。

④鉄の吸収促進

貧血の多くは鉄欠乏性貧血と言われています。食品中に含まれる鉄には“ヘム鉄”と“非ヘム鉄”があり、
体内に吸収されず外に出てしまいやすいホウレン草などに含まれる非ヘム鉄を吸収しやすい形に変える働きがあります。

3みかんに含まれるΒークリプトキサンチン

β-クリプトキサンチンとは、天然に存在するカロテノイド色素の一つで、抗酸化作用があり、
紫外線から皮膚や目など守る働きがあります。特にβ―クリプトキサンチンは、温州みかんに
多く含まれていて、オレンジの約100倍も多く含まれています。
β-クリプトキサンチンの効能として骨粗鬆症の予防・美肌効果・2型糖尿病の予防効果・
免疫力を高める・発がん性抑制など様々な病気を予防改善する働きがあります。

4みかんに含まれるヘスペリジンとビタミンP
白いスジはみかんのメインの栄養素といっていいほど多くの栄養効果が期待できます!
ヘスペリジンには、血圧の上昇を防ぎ、毛細血管を強化し、保護する働きがあります。
また、ビタミンPも毛細血管を強くし、動脈硬化を予防する働きがあります。
その他に白いスジや袋には水溶性食物繊維(ペクチン)が豊富で便秘改善に効果が期待できます。