
河内晩柑は、1905年頃に熊本県河内町で見つかった文旦の偶発実生です。
発見された場所の名前(河内)と、収穫時期が春先以降であること(晩生の柑橘)から「河内晩柑」という品種名がつけられています。
外観や大きさが似ているところから、“和製グレープフルーツ”と呼ばれることがありますが、 グレープフルーツのような苦味は少なく、さっぱりとした甘みがあります。
河内晩柑はビタミンCが豊富に含まれており、皮には食物繊維「ペクチン」が豊富で、腸活=美肌になるので、皮ごと食べるのがおすすめです。
薄皮に含まれる苦味成分「ナリンギン」は、抗アレルギーとして花粉症を緩和、血中の脂肪酸分解、免疫力アップなどに効果があるとされています。
また、ポリフェノールのビタミンP「ヘスペリジン」も含まれています。
河内晩柑の皮と実の間にある白い部分をアルベドと呼びます。
ふわっとした舌触りに、ほのかな苦味と甘みがあります。
この部分にビタミンPというポリフェノールの一種が含まれていて、毛細血管の強化、血中コレステロール値の改善効果、血流改善効果、抗アレルギー作用(花粉症対策)、発ガン抑制作用があるそうです。