シークワーサーは、美味しさと栄養価を兼ね備えた奇跡の果物で、沖縄県を中心に栽培されています。その独特の風味と健康に対する恩恵から、シークワーサーは世界中で注目されています。

シークワーサーは、沖縄県を中心に自生している柑橘類で、シークワーサーの消費が健康と長寿に寄与していると言われています。

また、シークワーサーは「シー」は「酢」、「クヮーサー」は「食わし(食べさせる)」の意味で「酢食わし」という意味になります。
別名ヒラミレモンと呼ばれていて酸味の多い果物になり、沖縄ではレモンの代わりに使う方が多いです。

 

シークワーサーの栄養素

1.ビタミンC

シークワーサーは、ビタミンCの豊富な供給源として知られています。ビタミンCは抗酸化作用を持ち、免疫システムの強化、鉄の吸収の促進、コラーゲンの生成など、多くの重要な役割を果たしています。免疫機能を高め、風邪や他の感染症から身を守るために、日常の食事にシークワーサーを取り入れることは有益です。

2.カロテノイド

シークワーサーにはカロテノイドと呼ばれる抗酸化物質も含まれています。特に、β-カロテン(ベータカロテン)が豊富です。カロテノイドは視力の保護、がん予防、心臓疾患のリスクの軽減などに寄与します。これらの化合物はシークワーサーの果皮に多く含まれており、その特有のオレンジ色に色づく部分に多く存在します。

3.カルシウム

シークワーサーにはカルシウムも含まれています。カルシウムは骨の健康と強化に重要なミネラルであり、体内の神経伝達や筋肉の収縮にも不可欠です。シークワーサーを食べることで、カルシウムを摂取し、骨密度を維持するのに役立ちます。

4.カリウム

カリウムは体内の電解質として重要な役割を果たします。シークワーサーにはカリウムも豊富に含まれており、血圧の調整や心臓血管の健康をサポートします。適切なカリウム摂取は高血圧を予防し、心臓疾患のリスクを低減するのに役立ちます。

5.食物繊維

シークワーサーには食物繊維も含まれており、消化を促進し、便秘の予防に役立ちます。食物繊維は腸内環境を改善し、体内の有害な物質の排泄をサポートする重要な要素です。

6.ポリフェノール

ポリフェノールは抗酸化作用を持つ植物性化合物で、シークワーサーにも多く含まれています。抗酸化物質としてのポリフェノールは、体内の酸化ストレスを軽減し、がんや心臓病などの慢性疾患のリスクを低減するのに役立ちます。

7.ノビレチン

シークワーサーに含まれるフラボノイドの一種「ノビレチン」には、血糖値の上昇を抑える働きがあることがわかっています。さらに、ノビレチンは発がん抑制作用や、慢性リウマチの予防や治療にも効果があることもわかり、シークワーサーは一躍、全国的にも有名になりました。ノビレチンは柑橘系の植物に多く含まれる成分ですが、飛び抜けて含有量が多いのがシークワーサーです。
同じ柑橘系の温州ミカンではノビレチン含有量が100g中24mg、カボスでは89mg、ポンカンでも127mgなのに、シークワーサーには、なんと267mgも含まれています